次の7つの操作をマスターしてください。
1. コントロールの張り付け:スタティック テキスト コントロールをダイアログ ボックスに張り付けます。それには、右図のようなコントロール ツールバーを用います。いろいろなツールがありますが、そのうち、スタティック テキスト コントロール用のツールをクリックします。そして、ダイアログ ボックスにスタティック テキスト コントロールを置く位置と大きさを決めます。このコントロールは四角形の領域を占めます。ダイアログ ボックスの適当な位置をクリックしたままで、そこからマウスを対角線方向にドラッグして四角形を作るようにすると、コントロールを置く位置と大きさを下図のように決めることができます。
2. コントロール キャプションの変更:Staticと書かれている文字列を変えます。コントロールを右クリックすると、右図のようなポップアップ メニューが現れます。ここでプロパティを選択すると、下図のようなダイアログ ボックスが現れます。このボックスでキャプションに"Static"という文字列が書かれていますが、これを"電流"と書き換えましょう。その後、下図のダイアログ ボックスを閉じるために、右上にある×をクリックします。
3. コントロールの選択:コントロールの位置でマウスをクリックすると、その周りに■をもつ四角形が現れます。この四角形が現れていることで、コントロールが選択されていることを確認できます。また、Shiftキーを押しながら、複数のコントロールを次々にクリックして選択して行くと、複数のコントロールを選択できます。別な方法として、コントロール(複数でも可)の周りを四角形を描くようにマウスをドラッグさせる方法もあります。
4. コントロールの大きさの調整:幾つもコントロールを張り付けてゆくと、互いに重なってしまうことがあります。重なると、表示されない部分がでてきます。キャプションの大きさよりもコントロールの大きさが大きいときには、コントロールの大きさを小さくします。また、キャプションの文字列の文字数が多くなると、最後方の文字が表示されないことがありあります。そのときは、コントロールの大きさを大きくします。コントロールを選択して、その周りの■をドラッグすると、コントロールの大きさを変えることができます。
5. コントロールの複製:コントロールを1づつ、上項1の要領で作成しても良いのですが、同じコントロールを幾つも作る場合には複製した方が簡単です。複写元のコントロール(複数でもかまいません)を選択します。選択した後に、Ctrlキーを押しながらcキーを押します、そして、Ctrlキーを押しながらvキーを押します。この動作はcopy and pasteです。
6. コントロールの移動:コントロール(複数でもかまいません)を選択して、そのなかのいずれかの文字列をクリックして、移動先までドラッグします。または、選択した後に、方向キー(→↑←↓キー)で細かく移動できます。
7. コントロールの削除:コントロール(複数でもかまいません)を選択した後、Deleteキーを押すと、削除することができます。
以上7つの操作を適宜、組み合わせて使うことにより、つぎの様に合計14個のスタティック テキスト コントロールを配置してください。
ところで、配置した幾つかのコントロールをきちんと整列させたいときがあります。そのような時には、下図のようなダイアログ ツールバーの右から2番目のツールを1回だけマウスで押して、グリッド(grid:格子)を表示させます。すると、グリッドの位置にしかコントロールを配置させることができず、整列が容易となります。この制限を嫌う場合には、をもう一度押してくだい。いやいや、やはり制限した方が良いと思いなおした時には、をもう一度押してくだい。この様に、このツールは、マウスで押すたびに、グリッドの表示と非表示を繰り返します。このように2つの状態を交互に切り替えることをトグル(toggle)と言います。トグルスイッチで有名でしょう。
コントロール ツールバーの中にあるツールをクリックして、下図のようにグループ ボックスを配置します。なお、この図では、キャプションをすでに”Static”から”状態”に変えてあります。
最後に、ダイアログの具合を見るために、ダイアログ ツールバーの一番左側にある、ツールをクリックします。見終わりましたら、現れているダイアログの右上にある×をクリックするか、Enterキーを押します。もちろん、プログラムを実行してみることも大切です。