Windows用のアプリケーション・ソフトウェアを作成する場合、プログラミングについて、SDK（Software Development Kit）を用いる方法と、MFC(Microsoft Foundation Class)を用いる方法とがあります（プロはSDKとMFCとを組み合わせて使うようです）。SDKを修得してから、MFCに挑戦したほうが良いというのが、おおかたの意見です。したがって、Windowsプログラミングをきちんと学ぶには、SDKからはじめましょう。"猫でもわかるプログラミング"なる有名なWebサイトがhttp://www.kumei.ne.jp/c_lang/にありますので自習できます。
ここでは、きちんと学ばなくても良い、装置制御などのアプリケーション・ソフトウェアが、とりあえず作れれば良い、という前提の方々だけを対象とします。MFCを扱います。さて、MFCを使うと言っても、２つの方法があります。ドキュメント・ビューを使う方法と、使わない方法です。ドキュメント・ビューに関しては、その設計思想をきちんと理解していないと泥沼に陥るとの指摘がなされていますので、その指摘を信じて、ここでは、ドキュメント・ビューを使わない方法を採用します。