SDカードスロット(秋月電子通商のマイクロSDカードスロットDIP化キット)を用いたマイクロSDカードの読み書き用の回路です。回路図を以下に示します。
以下は、基板の写真です。
PICのピンとSDカードスロットのピンの接続を言葉で書くと、以下の通りです。
PIC3番ピン(SDI1)-SD7番ピン(DAT0)
PIC24番ピン(SDO1)-SD3番ピ(CMD)
PIC25番ピン(SCK1)-SD5番ピン(CLK)
PIC6番ピン(CS)-SD2番ピン(CD)
SD4番ピンー3.3V
SD6番ピンーGND
1. PIC32MX270F256B-50I/SP (HARMONY)の章に書かれてあるMHC環境を整えていない場合は整えます。
2. パーソナル・コンピュータなどで、SDカード(microSDHC)をFAT32でフォーマットした後、このSDカードに”FILE_TOO_LONG_NAME_EXAMPLE_123.JPG”なるJPG画像ファイルを作成しておきます。画像の中身は何でも構いませんが、ファイル名は変えてはいけません。
3. PICに書き込むファームウェアはMX270sdspi.zipです。MX270sdspi.zipを解凍して出てくるMX270sdspiフォルダーをHarmonyProjectsフォルダーの中に入れます。このファームウェアは、Harmony3\core_apps_pic32mx\apps\fs\sdspi_fatを参考にして、Harmony 3 Configulator で最初から作成したものです。
4. ファームウェアを実行します。
4.SDカードスロットにSDカードを入れます。回路図でのSW1を押します。何秒か待つとLEDが点灯しますので、SDカードを取り出し、パーソナル・コンピュータなどでSDカードの中身を見ます。SDカードに中に新たに、”Dir1”なるフォルダーができており、このフォルダーの中に”FILE_TOO_LONG_NAME_EXAMPLE_123.JPG”がコピーされていればファームウェアは正常に動作したことになります。
なお、core_apps_pic32mxパッケージをMCC Content Manager WizardのOptional Contentからダウンロードしました。そして、Harmony3\core_apps_pic32mx\apps\fs\sdspi_fatからapp.cとapp.hをプロジェクトに上書きコピーした後、user.hに少し手を加えました。